恋愛依存症とは

恋愛依存症の人は、恋愛をすること自体、恋愛対象に異常な執着をしてしまうことに
よって、仕事や勉強、スポーツ、友人や家族との関係、金銭面などに問題が出ています。
カウンセリングにも恋愛依存症だと思われる方からの相談があり、これまでさまざまな
ケースに関わってきました。
その一部を紹介します。

恋愛依存症の人が抱えている8つ特徴

  • 相手からの連絡が遅いと不安になったり、嫌われたと感じる
  • 相手を束縛して、一人で行動することや友達と会うことも妨げている
  • 自分の言動は相手への束縛、モラハラだと言われることがある
  • 嫌味や暴言を言われる、暴力を振るわれることがあっても分かれられない
  • 相手との関係が深まりかけると距離を取りたくなり別れてしまう
  • 友達から『付き合うのは止めた方がいい』と言われる人と付き合ってしまう
  • 相手に必要とされるために自分の時間やお金を犠牲にして尽くしてしまう
  • 相手がいつ自分のことを見捨てるのか考えて不安になってしまう

 

自分の恋愛傾向が、上記のいずれかもしくは複数が当てはまっているのであれば、
あなたは恋愛依存症であると言えます。
付き合うことによって相手の自由を過度に奪ったり、尊厳を認めることができて
いないのであれば、その関係は長続きしません。
また、そんな恋愛傾向を改善せずに人と付き合っても良い関係を築けいないまま
分かれてしまうことになります。
恋愛依存症は、自分にとっても相手にとっても負担となるのでカウンセリングで
改善を目指して下さい。

恋愛依存症になりやすい人の特徴

恋愛依存症の人は、自尊心が低く、他人の評価を気にしやすいという傾向があります。
不安がりで、相手との関係が壊れることを心配して、相手に言いたいことがあっても
我慢するという性格的特徴があります。
そして、相手に必要とされるため、相手に合わせて自分に必要なことをあきらめたり、
望んでいないことを行ったりしてしまいます。

恋愛依存症は、相手との恋愛関係によって自分の心身の健康、金銭面、人間関係、
積み上げてきた経験などが疎かにされたり、生活に弊害が出ているのに相手との関係
を続けてしまう状態で、そこには性格的な特徴が影響しているのでカウンセリング
では、自分を見つめ直し、相手との関係についてだけでなく自分自身の性格の改善
も視野に入れて取り組んで頂きます。

カウンセリングによる恋愛依存症の克服

恋愛依存症は、カウンセリングによってどのような克服をみせるのか、よくある事例
を紹介したいと思います。

不倫を止め、幸せな結婚へ
カウンセリングを受ける中で、不倫相手と決別して、安定した関係性を築ける男性と
出会い結婚。

束縛と否定をする相手からの決別
束縛と否定により、尊厳を大切にしてくれない相手と別れ、別れることによって自分
の自尊心が回復した。
その後は、自分を大切にしてくれる人と付き合うようになった。

相手から嫌われるのではないかという不安を克服
付き合うようになってから、相手から嫌われることが不安になり別れることを選ぶ
という恋愛を繰り返していた人が、その不安を克服することによって恋愛関係を
継続できるようになった。

 

上記は、代表的な恋愛依存の相談の事例です。
その他にもさまざまな相談がありますが、カウンセリングによって恋愛の中で
生じる自分の感情や思考を見つめ直し、自分を大切にできるようになったり、
相手に適切な言葉で思いを伝えられるようになることで、恋愛の内容が変わって
いきます。

恋愛の悩みを抱えておられる方は、自分の内面を見つめること、その上で相手
のことを冷静に見極められるようになることが、悩みの解決につながるので、
カウンセリングを受けてみて下さい。