窃盗行為は未成年のうちに止めるべき

窃盗や万引きを止めるためのカウンセリングでは、未成年からの相談を受けることも
多いです。
多いのは中高校生の方で、次いで大学生、小学生以下でカウンセリングに来ることは
少ないです。
未成年の場合は、自分の意思ではなく親からカウンセリングを受けに行くように説得
されて、親と一緒に来談してくるというケースがほとんどで、その場合は何度も窃盗、
万引きを繰り返した後であることが多いです。

自分の子供が家で親の財布からお金を盗んだり、学校で友達からお金や持ち物を盗る、
コンビニや本屋で万引きするなどした場合、本当は1回目でカウンセリングに来て
頂くことが望ましいのですが、1回目だと反省したからもうしないと思ってしまう
ため、カウンセリングという選択肢が上がらないのでしょう。

依存性が高まる前にカウンセリングへ

子供がどういう動機で窃盗、万引きをしたとしても、盗むことで感じるスリルや
達成感を感じることが癖になってしまうと依存性が高まったという状態です。
最初は何らかの動機があったとしても、何度も同じことを繰り返すうちにスリル
や達成感を得るために窃盗や万引きを繰り返すようになり、それが大人になって
からも止められないという状態になることもあります。
そのため、早い段階からカウンセリングを受けることが必要になります。

罪の意識の低さが窃盗、万引きを常習化させる

カウンセリングで話を聴いていると、窃盗や万引きをした未成年の子たちは罪の意識
が低いということを感じます。
悪いことだとはわかっていても、少し怒られて許してもらえると考えていたり、法律
を正確に把握しておらず罪を軽く考えている傾向があり、それが自分の行ている窃盗、
万引きへの罪悪感を小さくしています。

さらに窃盗や万引きがばれても親、学校やお店など実際に注意されるだけで終わったり、
その後に親と自分のした行為について話しをする時間がなかったりすることが、罪の
意識の低さを促進してしまうことになり、何度も過ちを繰り返すことにつながって
いると感じられます。

窃盗や万引きは、繰り返すほど癖になっていくので、罪の意識の低さが行為を継続
させてしまし、依存症につながっています。

未成年の窃盗が明かになった時の親の対応

自分の子供が窃盗、万引きをしていることがわかったら、まずは親としてそれが悪い
行為であり、親としてはどういう思いを持っているのか伝えて下さい。
親にバレたり、お店の人にバレたからもうしないはずと思うかもしれませんが、
物を盗んだ時に脳内で生じる興奮を何度も体験したいという思いが心の奥にあれば、
また同じことを繰り返す恐れがあります。
そのため、物を盗んだ行為が興奮だけでなく、親を怒らせた、悲しませたという印象
を含んだものになることが必要で、それが抑止力にもつながります。

親から子供に対して話をした後は、一緒にカウンセリングを受けて下さい。
カウンセリングは、物を盗む行為が常習化していて、繰り返した回数が多いほど改善
まで時間を要しますが、依存性が強くなるまでに行くとカウンセリングを受ける回数
も少なくて済みます。
子供の窃盗、万引きを窃盗症(クレプトマニア)という癖、依存状態にしてしまう前
にカウンセリングを受けて下さい。

また、すでに何度も窃盗、万引きを繰り返していて、窃盗症(クレプトマニア)という
段階に至っている場合は、尚更カウンセリングを受けるように促して下さい。
時間はかかるかもしれませんが、大人になるまでに癖を自分で抑えられるようにして
いく必要があります。