夫が性犯罪を犯したら絶対に別れるというのが一般論でしょうが、実際は別れない夫婦の方が多いです。

なぜでしょうか?

生活できなくなるから?子供がいるから?夫に対して情があるから?

考えられる要因はいくつもありますが、一番大きいのは夫婦の共依存。

神経質でヒステリックになりやすい妻と感情に鈍感で耐え続けてしまう夫の組み合わせがよく見受けられます。

本当なら耐え切れず別れているはずが別れていないのです。

しかし、上手くいってるわけではないので、お互いに不平不満が渦巻いています。

夫婦関係で抱えたストレス⇒性犯罪⇒関係が悪化することでストレスが増大⇒性犯罪…

地獄のような悪循環となり、お互いにどんどん疲弊して苦しむのです。

共依存とは?

共依存は文字通りお互いに依存し合っている状態です。

妻が夫に対して子供に接するかのように「大丈夫?」と細かく確認、夫は言葉少なくうなずいて言われるがままに動く。

夫は妻が感情的にならないよう顔色をうかがってどこか気を遣い続ける。

妻からすればやさしい夫であり、夫からすれば頼りになる妻であり。

相手がいないと自分は生きていけない、自分がいないと相手は生きていけない。

どちらにしても相手の存在で自分の価値を見いだしているところがあります。

お互いに自分自身から目を背けている

夫が上手く説明できないから代わりに説明してあげないといけない。

妻が感情的になるから言いたいことがあっても我慢しないといけない。

相手がこうだからこうする。

相手を主にした考え方になっているわけです。

つまり、意識は常に相手。自分自身にあまり意識が向かない状態になっています。

心から相手のためにしてあげたいのではなく、自分と向き合いたくないがために相手に意識を向け続ける。

お互いに相手に問題があると思っており、自分の問題を自覚できない状態になっているのです。

性犯罪を犯した夫への意識は強化される

共依存の妻は夫が性犯罪を犯すとものすごく不安定になります。

感情的に夫を責め立てるか、今まで以上に干渉を強めるか。

夫を意識する度合いが高まるのです。

ストレスを抱えていないかどうか、ちゃんと反省しているかどうか、何かおかしいところはないか…

人によっては監視されているような感覚になるくらい。

再犯するたびに制限が厳しくなって悪化していくケースもよくあります。

夫からすれば何気ないことにも過剰反応され、毎回対応することで疲弊していく。

ストレスのはけ口がないことで性犯罪の再犯へとつながるわけです。

共依存による悪循環を断ち切らないといけない

共依存になっていると夫婦間で話し合っても解決には向かいません。

カウンセラーを間に入れてそれぞれが自分自身と向き合うことが必要です。

「夫がこうだから自分はこうなる」「妻がこうだから自分はどうなる」ではなく、「相手がどうであれ自分はこうしたい」という主体的な意志を持てるようにしていきます。

相手がどういう状態であっても自分がどうしたいかは自由に選べるものですからね。

そして、お互いに自分の思いを伝えあって対等な関係で話し合えるようにしていく。

どちらか一方が主体性を持ち、相手を受け入れられるようになれば関係は変わります。

カウンセリングでお互いのことを理解しあい、自分の問題を自覚する過程の積み重ねによって共依存は改善するのです。

記事の投稿者


心理カウンセラー西橋康介

性犯罪を改善するためのノウハウ