カウンセリングによる性犯罪の改善経過

性犯罪を止めるためのカウンセリングの流れ

性犯罪を止めるためのカウンセリングでは、どのような経過で話を進めて
いくのかということを説明しています。
人によって相談の内容には違いがありますが、概ね下記のような流れで
話を進めていきます。

性犯罪の衝動、動機を認める

性犯罪を止めるためにカウンセリングは、自分の中に生じていた衝動、衝動
が起きた後にどのような思考で犯罪行為を行うという判断をしていたのかと
いう動機を自覚してもらうところから始まります。

この段階は非常に大切です。
まずは自分の中で性犯罪を行っていた自分の心理的な働きを認めなければ、
改善のための取り組みは始まらないからです。

最初から、この部分に関して積極的に話をされる方は改善の経過が良いの
ですが、間違いなく生じている衝動や動機についても誤魔化しながら話す人
に関しては、カウンセリングを勝手に中断して再犯に至っている確率も高い
と言えます。

罪の意識の明確化く

性犯罪を繰り返している人は、自分の中で罪悪感を誤魔化している傾向が
感じられます。
痴漢や盗撮など、性犯罪が悪い行為だとは分かっているけど、それを行う
ために自分の中に生じる罪の意識をマヒさせているのです。

性犯罪で逮捕をされると、最終的には何らかの罰を受けることになりますが、
罰の程度は犯罪の本当の重さを測れるものではありません。
どんな罰を受けたとしても、被害者がいて、その被害者がどのような影響を
受けてしまったのかということに意識を向け、どんな罰を受けたとしても
自分の行ったことは罪だということを自覚することが必要です。
この点についてもカウンセリングでは話をしていきます。

性犯罪をしないための自覚、生活改善く

性犯罪を止めるためには、何を強く自覚しておく必要があるのか、日常生活
のどのような部分を変える必要があるのか、生活の中に何を取り入れていく
べきなのかについて話をしていきます。

自分の問題点を自覚して、生活を変えることがスムーズに行えている人は、
改善の経過も良いです。
しかし、『自分は反省も後悔もしているからもうやらない』と気持ちだけ
で止めることができると考えている人は、再犯の危険性が高いと言えます。

もともと犯罪行為となる行動に自制心がきかなかったわけですから、その
自分にこれまで続けていた行為を止めるほどの心の強さがあると考えて
しまっていること自体が否認です。

性犯罪を止めるには具体的な生活改善が必要で、改善につながる行動の
継続が止め続けることを実現させてくれるのです。

性衝動との戦いく

カウンセリングを受けていると、一時的に盗撮や痴漢など、性嗜癖行為を
したいという衝動を感じない段階に差し掛かることがあります。

ただ、カウンセリングを受けて自分が性犯罪をしたことを自覚し続けて
いることが衝動の現象につながっている可能性が高いため、この段階で
カウンセリングを中断してしまうと衝動が再度表れるようになるケース
が多いと感じています。

それは、衝動が感じられないからと言って、自己判断でカウンセリング
を中断した人の中で再犯をしてしまう人が多いからです。
依存症の改善は、決して自己判断でカウンセリングを中断すべきでは
ありません。

衝動は、前触れもなく生じるものなので、それが生じても行動を起こさ
無いということが間違いなく継続できるようにならなければなりません。
一時的に衝動が生じないことはあっても、性犯罪が性欲が関係している
犯罪である以上、衝動が完全に消えるわけではないので、衝動と戦って
行くことが改善につながると考えて下さい。

良い生活習慣の確立と幸福感

性犯罪を止めるためには、良い習慣を当たり前のように継続していける
ようになるほどの精神的成長が必要です。
自分がいくつであったとしても、依存症である以上は精神的に未成熟な
部分があるのです。

その未成熟な部分が改善され、自分の生活を自己管理できるようになる
ことが再犯をしないために重要なことなのです。

性犯罪が、心の中にたまった欲求不満を不適切な形で満たそうとしている
行為であるため、いろんな欲求不満を抱えることのない生活を送れるよう
になることが大切です。

自分自身で幸福を感じられる生活を選択していけるようになることが改善
につながっていくと思って頂ければいいかと思います。

カウンセリングでは、適切な改善の経過をたどるようにカウンセラーが
導いていきます。
性犯罪者の相談実績が豊富だからこそ、さまざまな改善のケースと再犯に
いたるケースの情報を持っているので、どのような経過を辿ることが改善
につながるのかという答えを持っている点が強みですので、本気で性犯罪
を改善するためにご相談下さい。

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